札幌芸術の森美術館で、11月23日(木祝)まで開催中の【深堀隆介展~水面のゆらぎの中へ】
ちょうど紅葉もイイ感じだった先週の平日に行ってきました!
お天気にも恵まれて、展覧会会場に入る前から癒されまくりました(≧▽≦)
※雪虫はすごかったけど・・・^^;
“現実(リアル)を超えた写実(リアル)”と記載されているように、まるでそこに金魚がいるかのような絵を描く作家さんで、失礼ながら私はこの展覧会の案内を頂くまで存じ上げておらず・・・
樹脂に幾重にも筆を入れて描かれた金魚のリアル感にはもちろん感動したのですが、それ以上に深堀氏の世界観に感銘を受けてしまいまして、ここに綴らせていただきます!
まずは金魚絵師になったきっかけ
“金魚救い”
まずはこの一言で吸い込まれました・・・
アーティストって、多分色々とギリギリの方が多いのでは・・・と個人的には思っております
今までにない、多くの人を魅了するような作品を生み出すことって、普通の感覚だけでは難しいと思うし
その葛藤的なものが、会場入り口の初期の作品に見える気がしました
だって普通だったら、魚の骨とか作品の題材にしないと思うし
展覧会会場内の文章が、妙に心に突き刺さるコトばかり
だから桝の中に描かれた、金魚酒シリーズ(撮影禁止のため画像は無し)の美しい作品以上に、この辺りの作品に惹かれました
深堀氏の年表に描かれた、心の叫びのような一言も、分かりすぎてつい吹き出してしまったし←勝手に親近感を持ってしまいました(笑)
そしてこの巨大な作品“万丈ノ夢”
お父様の死をきっかけに作られた作品かと思いますが、生と死の境目の世界を感じる作品でした
ずっと見ていたら吸い込まれそう・・・
美しいものもいつかは消えてなくなるという虚無感を、私なりに受け止めることが出来た、思っていた以上に深い展覧会、本当に行ってよかった!!
ちなみにこちらの作品は、9月16日(土)に行われたライブペインティングの作品
こちらで当日の制作の模様を見ることが出来ますが、まさか白い金魚の下に、北海道にゆかりのあるものが色々と隠されていたなんて!!と、こちらもまた深堀ワールドを存分に楽しむことができました^^
札幌会場は11月23日(木祝)まで、そして12月2日(土)からは、帯広美術館にて開催されるそうです
皆様もぜひ、美しいものの裏側にある世界観を感じてみて下さい!
そうそう、会場で販売しているグッズが充実しておりまして、ついついあれこれほしくなってしまいます(笑)