全国3位の豚肉産地・北海道
今改めて、道産ポークの魅力を知る

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先日、北海道の豚肉を味わい学ぶ【北海道ポークの会】が、クロスホテル札幌レストランアッシュさんで開催され、オサナイも参加してきました

主催は、北海道養豚生産者協会

以下、公式サイトより
北海道の養豚生産者が自ら組織した団体として、北海道内の農畜産業に関係する機関や団体と連携しつつ、自主的な生産活動の推進を通じ、養豚生産から北海道産豚肉の消費に至るまでの各種活動の促進により、養豚生産基盤の拡充強化、養豚経営の安定と振興を図るとともに、養豚業の社会的な地位の向上と国民の健康な食生活の維持・向上に資することを目的としています。

会長代表理事の日浅氏より開会の挨拶があり、北海道の養豚場の現状やこれからの活動への想い、そして今回の趣旨など説明を受けました

出席者は、協会関係者や生産者の他、北海道で食にまつわることで活躍する方々やメディアの皆様など

北海道民はどちらかというと牛肉より豚肉を食べる機会が多いとは思いますが、全国の養豚場の数は年々減って(1戸当たりの飼養頭数は増加)きてはいるそうです
そして、北海道の飼養頭数は全国第3位ということを、今回初めて知りました(ちなみに1位は鹿児島県)

生まれも育ちも北海道のオサナイは、スーパーに行くと当たり前のように豚肉を購入しておりますが、そう言えば最近、道産の豚肉よりカナダ産の方を手に取っていることが多くなっていたかも・・・

ということで、改めて道産の豚肉の魅力について、味わいながら再確認です!

アミューズは、【北海道ホエイ豚 リエット2種】
左はポルチーニ、右はイカ墨!(食べる前はゴマかと思っていました^^;)

小さいけど味わい濃厚で、存在感がすごい一皿
特にイカ墨の方は、スパークリングワインに合わせると旨みマシマシ♪

ちなみにホエイ豚は、苫小牧市にある(有)ヴィクトリーポークのもの

チーズを作る過程で出る、栄養価の高い『ホエイ』を豚に飲ませ、よりジューシーで柔らかい肉質にしています

1皿目の前菜 【サクラマス ミ・キュイ 菜園】
アッシュさんといえば、野菜の彩りを活かしたこの一皿ですっ

本当に美しくて、食べるのがもったいない!という声が漏れ聞こえてきました
こちらは豚肉は使用していませんが、北海道の春の到来を告げるサクラマスを絶妙な火入れで仕上げた一品でした^^

2皿目の前菜 【う米豚 プティ・サレ・オ・ランティーユ】
プティ・サレは、塩漬けにした豚肉を意味しますが、その豚肉は千歳市にあるおおやファーム(株)さんの『う米豚』を使用

う米豚は、北海道産飼料米 (飼料用のお米) を15%配合したエサを食べて育つ 北海道ブランド豚ということで、豚肉特有の臭みが少なく、美しいほど白い『サシ』が入った肉質で、甘みもありとろけるような食感

なのでプティ・サレも、スプーンでホロホロっと切れる柔らかさでした^^

メインに移る前に、季節野菜のポタージュ
メレンゲのツノが可愛すぎる(≧▽≦)

そしてメインは【北海道ホエイ豚 う米豚 コンパレゾン】
2ブランドの豚肉を、シンプルに食べ比べすることが出来た1皿

ちなみに、左側がう米豚

食べ比べると、肉質や味わいの違いが真に分かります!
目をつむって食べても、その違いに気が付くと思われるほどの違いでした

う米豚の方が柔らかくてキレイな味わいで、ホエイ豚はジューシーで旨味と歯応えが楽しめる味わい
最終的には好みなので、どちらが美味しいとは言い切れませんが、どっちも美味しいことは自信をもって言い切れます!!

今まで北海道の銘柄豚は、色んな地域のものをいただきましたが、どれも美味しいんですよね^^
そして、生産者の方やその地域の方が『うちの豚肉が一番美味しい』と、自信満々で説明してくれるのが印象に残っています^^

今回は豚のお医者さんでもある、(有)高橋畜産の高橋さんにもお話をお聞きしました

当日せたな町から駆けつけたという獣医師の高橋さん、豚はとても雑菌に弱いので、養豚場に入るときはシャワーを浴びてからでないと入れない仕組みになっているそうです!!

工場見学などに行った際は、空気のシャワーを浴びて殺菌してから入りますが、本物のシャワーとはビックリしました

ちなみに豚が病気の際に使う薬の量が、北海道は全国の平均以下ということで、豚にとっても過ごしやすい環境と言われているそうです^^

今回は3つの養豚場さんのお話しのみでしたが、道内各地にある養豚場(R3年の時点で199戸)さん、ここまで来るのにも様々な苦難を乗り越えていると思いますし、今も決して楽ではないと思います。

普段何気なく頂いている豚肉、生産者のかたのお話を直接聞きながら味わうと、よりありがたみを実感し、出来るだけ北海道産のものを選びたいなと思ったのでした

 

北海道ポークの会、内容が濃かったので少し時間が押してしまいましたが、〆のデザートプレートもしっかりいただき(美味しいものは残せませんっ)、お開きとなりました

今後豚肉を味わう際は、北海道のどこの豚肉かなぁなんて考えながら味わってみようと思います^^

 

 

実は食事中、ずっとこのイラストに癒されていました^^