HBC北海道放送
新社屋リポート!

2020.11.18

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2020年3月に竣工したHBC北海道放送の新社屋にお邪魔してきました。
なかなか見ることのできない放送局に潜入取材!

HBCは1951年に創立した北海道で最も歴史のある民間放送局。旧社屋は1959年、昭和34年に建てられたもので、新社屋は、旧社屋の隣りにあった立体駐車場のスペースに建てられました。

デザインは北海道庁赤れんが庁舎に代表される周辺のエリアと一体感を醸しだし、天然木などの地場産材を積極的に採用しました。ガラスをメーンとしながら、低層部にはレンガを採用するなど、ぬくもりと温かみが感じられる外観です。

写真左奥が中央警察署

通りに大きなサイネージを設置。大規模災害が発生した時は、生活情報を発信する予定。

また、非常用発電機を最上階(9F)に設置し、地震や風水害の被災リスクを低減するなど、災害報道を重視した機能も新社屋の特徴のひとつです。

■1Fロビー

1Fロビーでは、北海道産のトドマツの壁面がお出迎え。

そこには、開業時のストーリーがありました。1951年の開業時、試行錯誤を経て建てられた80mの送信アンテナは日高産のトドマツを12本つないだものだったそうです。木製アンテナは当時としても珍しくHBC開業の精神を今に伝える象徴として、この壁面がつくられたそうです。

 

それでは、まず8Fまで上がります。

建物の北側に設置されたエレベーターは、ガラス張りのスケルトンになっており、登りながら赤レンガ庁舎と庭を眺めることができるビュースポットになっています。普段なかなか見ることのできない景色を楽しめます。

葉が色づく庭に赤レンガ庁舎が映えています

■8F

8Fは、主にラウンジや会議室などが設けられていますが、今回の新社屋移転にともなう特徴の一つがあります。それが「ウェザーセンター」です。

なぜ8Fに?

その理由は、空がよく見えるから。

8Fの北東に位置するウェザーセンターは、2面とも全面窓で北西の空が見通せるようになっています。北西の空は、特に冬の間、札幌の天気予報を出すうえで重要な方角にあり、雲の色や空気の質感など観測しやすく配慮されています。

現在HBCには6名の気象予報士が在籍しており、ウェザーセンターからの生放送なども対応が可能になっています。

社員用ラウンジには、関係者用のセイコーマートの無人店舗も設置されており、多くの社員のみなさんが利用しているようです。

 

■6F

続いて6Fラジオスタジオ

エレベーターホールでもラジオがなっていました。

ラジオスタジオは、外の様子や天気などが即座に伝えられるよう大きな窓が設置されていました。

生放送中心の第1と第2スタジオ、収録用の第3と第4スタジオ合わせて4室に、他にナレーション録りや編集を行うダビング室などもあるそうです。

 

■3F

テレビスタジオは生放送中心の第1スタジオ、収録中心の第2スタジオがあり、お邪魔した時は、第1スタジオでちょうど「今日ドキッ!」のリハーサルをしている時間帯でした。

副調整室

新社屋と共にスタジオの機材もリニューアル。

天井に取り付けられた照明は全てLEDとなり、色のバリエーションが増え、演出の幅が広がっただけでなく、照明の熱による暑さもなくなり快適に番組づくりが進められるようになったそう。そしてもちろん省エネにも。

こちらはスタジオのある3Fと2Fにある報道センターを結ぶ、連絡用の螺旋階段。

急ぎのニュースや連絡用に使われるそうです。

 

■地下1F

こちらは、HBCジュニアオーケストラ・HBC少年少女合唱団の練習スタジオ。

HBC少年少女合唱団は1965年創立で、数多くの合唱コンクールで賞を獲得し、2018年には日本合唱コンクール全国大会で悲願の「金賞」を受賞するなど。その実力は高く評価されています。

またHBCジュニアオーケストラは創立1964年(昭和39年)の歴史をもち、世界で活躍するプロの音楽家がたくさん育っています。

 

7000個を超えるダンボールと共に引っ越しが終わったのは先月(10月)。新しくなった社屋でスタッフの皆さんからは、環境が良くなってモチベーションが上がったという声も。来年2021年は創立70周年を迎え、ますます、パワーアップするHBCにこれからも目も耳も離せません。

1Fロビーでも生中継などの放送が可能。

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