札幌の開拓と共に歩んできた 苗穂を中心とした札幌イーストエリアの歴史
2020.09.04
YARDな風景 札幌の歴史とともに息づく、上村漢薬堂薬局
手もとに札幌の都心部を撮影した何枚かのモノクロ写真がある。札幌の中心市街が大きく変わって行くほんの少し前。昭和30年代から40年代にかけての町並みがわかる貴重な写真だ。 昭和30年代の創成川東岸。写真のほぼ中央に「上村漢薬堂薬局」の建物。鈴…
2020.08.26
YARDな風景vol.14 旧永山邸庭園で感じる札幌の四季
北海道庁赤レンガ庁舎から東に向かって伸びる北3条通りは、「開拓使通り」、「札幌通り」と呼ばれていました。創成川を超えた通りの先に、明治時代から存在している札幌市の文化財、旧永山邸があります。 旧永山邸は正式には「札幌市旧永山武四郎邸及び札幌…
和田 哲
2020.08.24
イーストエリアの歴史の跡を辿る(街歩き研究家 和田 哲さん)
左:国土地理院発行 2万5千分の1地形図「札幌」大正5年(1916)右:国土地理院発行 2万5千分の1地形図「札幌」平成27年(2015) 東区の住宅地に伏籠川の痕跡がある! 場所は、東区北10条東10〜11丁目辺りの住宅地。ここに、かつ…
和田 哲
2020.07.31
北海道の鉄道遺産を見に行こう(街歩き研究家 和田 哲さん)
明治から続く、鉄道の歴史の跡を一堂に 苗穂エリアは、明治期から産業のまちとして栄え、多くの工場が建てられてきました。JR北海道が保有する苗穂工場は、1909(明治42)年、鉄道院北海道鉄道管理局札幌工場として開設された鉄道車両工場。その中に…
2020.06.29
YARDな風景vol.12 かつてそこにあった場所
最初の写真は、昭和36(1961)年の大通東6丁目の札幌東小学校。私が小学校を卒業するときに記念に買っていたものです。6年生当時は、1クラス60名で8クラス。現在は中央小学校が建っています。グラウンドの前の道路は大通、学校の後方の道路は北…
2020.05.28
YARDな風景 vol.11 北海道神宮頓宮で時間旅行
『頓宮』って何? 創成橋を渡って南1条通りを東へ進むと,右手に大きなイチョウの木が見えてきます。北海道神宮頓宮の御神木です。大きな木を見ると安らぎを感じる私にとって,頓宮はまさにオアシスです。 イチョウが見事な頓宮 頓宮とは『お神輿がお休み…
2019.11.22
知ってた?北海道最古の街路樹 アカプライルミネーション
札幌初の舗装道路 旧道庁から苗穂駅までまっすぐ延びる北3条通。通りが整備されたのは明治の初期。当時は「札幌通」と呼ばれ、東へ延びる通り沿いには札幌農学校や開拓使の官営工場など、様々な機関が集まるメインストリートに。 ▲北3条通りのはじまりで…
2019.10.30
YARDな風景vol.6「泪橋の西と東と」
「あの橋、なんて名前か知ってる?」当時、勤めていた会社の先輩が新入りの私に向かってそういった。札幌のまちなかを東西に走る南1条通り、創成川に架かる橋のことだ。まだ土地勘のない私に、彼女は得意げに教えてくれた。「泪橋っていうのよ」。 川を挟…
折茂武彦
2019.10.24
日本のビール史の軌跡と「開拓と挑戦」の精神を(レバンガ北海道 折茂武彦)
明治からのビール史を紐解く日本唯一の博物館 折茂さんは、2007年に14年間在籍したトヨタ自動車(現アルバルク東京)から「レラカムイ北海道」に移籍して札幌に移住。以来、創成川イーストエリアに居住し、お住まいの住居は当時北海道日本ハムファイ…
2019.10.02
ちょっとマニアックな「まちなみ探検」
古い工場は一切巡らない、ちょっとマニアックな探検 8月末に、札幌市地域計画課主催の「苗穂まちなみ探検隊」に参加してきました。 一般的な苗穂のまち歩きとは違うスタンスで、歴史の痕跡を探す宝探しのような探検隊。 探検隊をナビゲートしてくれたのは…